良き友

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ヒンネルクさんと(祥光寺本堂前にて)



「良き友」は人生の宝です。

一緒に「いまここ塾」を始めた阿部敏郎さん、井上剛一さん、
阿部さんの縁で出会い「門ちゃん、孝ちゃん」と歳の差をこえて呼び合っている天台宗大僧正の堀澤祖門師、
方広寺派の何人かの住職、
ドイツ禅会のリーダーたち、
学生時代の友人…と、
「良き友」に恵まれた私は本当に幸せです。

そんな「良き友」の一人で20数年来の友人であり弟子でもあるドイツ人のヒンネルク・ポレンスキー、尚武禅師が祥光寺に一週間滞在し今朝帰国しました。


朝夕の参禅個人指導の合間に、色々と語り合い共に学ぶことが出来ました。

ヨーロッパ・ドイツの一般の人たちに広く禅を伝えようと十数年前に二人で始めた禅会が「大心禅会」です。

彼の報告によると、
今や「大心禅会」に属する禅会は、キール、ハンブルグ、ハノーバー、ミュンヘン、ウイーン(スイス)…と24カ所あり、彼の弟子は百人を超えるということです。


試みにヒンネルクさんに二つ質問をしてみました。

○なぜ貴方は禅を修行し、禅を広めようとしているのか?

「一つには、自分の人生に最高の幸福をもたらしてくれた日本に伝わるブッダの宝を、多くのヨーロッパ人にも伝えたいからです。

ブッダの宝とは、自由な精神と大いなる慈愛の心です。
それはまた、本来の自分の心の故郷に帰ることを意味します。」

「二つには、今やグローバルな規模で政治・経済・文化のシステムが終焉しようとしている。
このような大きな歴史の転換期にあって、
大きく開かれた意識(空の宇宙意識)と、自分で自分の心を開発し養う仏教・禅の自主・自律の生き方が求められています。」


私たちは「灯台もと暗し」で、
日本の長い伝統の中で自分たちに伝えられてきた、素晴らしい「お宝」の本当の価値が分からなくなっているのでしょう。

そろそろ、日本のお蔵に眠っていたお宝を皆で鑑定し再発見する時が来ているようです。

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この記事へのコメント
門ちゃんは、天台宗大僧正の方なのですね。
阿部さんは、宗教家とは違いますし、ヒンネルクさんはキリスト教文化圏であるドイツの方。

こうした異なった様々なバックグラウンドの方々が
仲良くできるのって、日本ならではのような気がします。

八百万の神々のいる国ですから。
あっ、これは神道でしたか・・・・。

今日も、素敵なお話の紹介をありがとうございました。
Posted by ショコラ at 2012年05月28日 14:30
本当に素晴らしいですね
日本人に生まれて、良かったなぁ
日本ってすごい国だなぁと、最近つくづく思います
いつも、ありがとうございます
Posted by あいちゃん at 2012年05月28日 21:57
こんにちは。

このブロクを見るようになってから、コメントを書かせていただいています。

自分の中にも(最近は減りましたが…)灯台もと暗し。隣の芝生は~。

よくありました。

でも、良き友がいて刺激し合えれば、世界は無限大に広がる!

今日はそんな事を感じました。
Posted by としちゃん at 2012年05月30日 13:36
ヒンネルクさんがドイツ人であることに、間接的な「縁」を感じます。
いつかここドイツで彼に出会う機会があるのかもしれません。
そしたらきっと、こっさんのブログの愛読者であることを彼に伝えるでしょう。
そして、ドイツ人の彼から自国の「お宝」を習うのかもしれません。
いいなー、早くそんな機会が訪れるといいです。
訪れるかな?

今日も皆に心の平安が訪れていますように。

合掌
Posted by 雅蔵 at 2012年05月30日 15:07
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