10月31日の記事

カテゴリー │仏教・禅思想


引き続きNさんのブログhttp://ameblo.jp/kazesolahoshi358/entry-11943519793.htmlから転載します。


向禅師のお話 心の質

主体となるには、はらを据えなければならない。はらを据えると、あるがままの現実でありながら、ありがたく感じる。
あるがままでありながら、その事をどう受けとめるかという心の質を高めていき、自分の心を豊かにする。
今の文明社会は、奇跡の中にいる。

現実は、同じだけど、ありがたく思える。
自分が主人公になり、よくしていく、光になる、そう考えれば、いくらでもする事はある。職場の掃除をするとか、明るく挨拶するとか、そういう事が相手に光を当てる事にもなる。そして、それだけでも、職場の環境が変わっていく。
日常の中で、悟りという世界を自分が作っていく。そうすると、ありがたい、感謝や畏敬の念が深くなる。

芭蕉は、禅の師匠について、禅をしていた。
歩きながら、いらんもんがなくなる。。。
その悟りの境地から、俳句を作った。

また、西行も、すごく歩いた。坊さんは、アスリートだった。昔の人は皆、よく歩いた。
現在の文明は、足腰を弱くした。
西行や芭蕉には、肉体的な鍛錬があった。
文明が発達し、動物的な基盤が退化し、足腰が弱くなり、頭が弱くなり、気弱(きじゃく)な人間になる。現代人は、勤めて、からだの鍛錬、からだからのアプローチが必要で、そして、禅ではらを据える、をすると良いと思われる。

西行は、伊勢神宮を訪れ、
何事のおわしますかは知らねども
かたじけなさに涙こぼれる
と、うたった。
まさに、これが悟りの境地。
伊勢神宮は何も変わらないけど、受けとめる者の心で、ありがたくて仕方ない境地になる。

日本人は、灯台もと暗し。。。
たくさん素晴らしい気質を元々持っている。

伊勢二見のいまここ禅研修も終わりに近いころ、唯識(ゆいしき)。。。心の構造を向禅師が準備して下さった、資料、レジメで、わかりやすく、詳しく学ばせていただきました。
表層意識と深層意識。。。
9つの意識について。。。
マナ識、アラヤ識、アマラ識。。。

それは、とても深い学びでした。
一泊二日を向禅師の指導の元、私たちは、どんどんあるがままの自分になり、自然と学びを受けとっていく事ができていました。

ここは、お伝えする事ができません。
参加した者にしか、伝わらないと思います。
やはり、参加できた事は、素晴らしい心の財産となりました。
それは、宝石のように、これから、私たちが自分の人生を主人公となって生きていく中で、必ず更に磨かれて、キラキラと輝く質の良いものになっていくのだと確信しています。

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