肚を決める

カテゴリー │仏教・禅思想

今回は、「決断する、肚を決める」ということでお話してみましょう。

辞めるか留まるか、前進するか後退するか、AにするかBにするか、
人生の節目節目で、誰もが決断をせまられます。

「いまここ」を本当に充実して生きるには、
肚を決め、肚をくくる。
決断し、その結果がどうあれ覚悟して引き受けることが大切です。

では、なぜ人は迷うのでしょう……?

それは、外側の状況によって幸・不幸が決まると思っているからです。

外側の状況とは関係なく、
自分は本来ハッピーだ。だからまわりの人を少しでも応援しよう、まわりの環境を少しでも良くしようと思っている自信ある人なら、
あまり迷うことなく決断できます。

そういう人が「自灯明」の自らが灯となってまわりを照らす人です。
臨済禅師は「無位(依)の真人 A true Man without rank」と言いました。
外側の一切の価値に依存することのない自主独立の主人公です。
つまり、胆力のある肚の据わった人です。

禅は、
そういう無条件の自信を養う道、
肚をつくる修行とも言えます。

その入り口は、
坐禅により、無思考のあれこれ思わない素の自分を体感し、
ほっこりと落ちつくことです。



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この記事へのコメント
初コメです。"私もそんな腹の据わった人になりたい!"と思いました。
Posted by はな at 2014年06月30日 10:03
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