至福の時

カテゴリー │仏教・禅思想


夜、本堂前の濡れ縁で1時間ほど坐りました。

私にとって坐禅は、身心脱落してサレンダーできる一番の安楽の法門です。

風呂上がりの身体を、
涼風が心地良くひやしてくれます。

もうあちらこちらで、虫の声がしています。

遠くで列車の鉄橋を過ぎる音が聞こえます。

禅定のスーパー宇宙温泉にひたる至福の時です。


「空・無」の境地が「スーパー宇宙温泉」です。
温泉の成分は、光明であり慈しみと愛です。
いつでもどこでも、この光明を体感し慈愛に溶けこみ生きることだけが人生のテーマです。

そして、この禅定のあるがままの地平において、一切の世間的価値に惑わされることなく、直感の肚でものごとを決断するのです。

最初に入った兵庫県の寺は、自然環境は素晴らしかったけれど無檀家の寺でした。
今の寺も、愛ちゃん(家内)が来て見てびっくりするほど本堂が大きく傾いていました。

肚の虫の言う通り直感で決めた結果です。

でも、成るようになってきたし、
私はずっとハッピーだったし、
世間的にもおおむね好転してきました。


人生は、
合理的計算や尺度では計りきれないから面白いのです。
「レイシャル・フール(合理的愚か者)」という言葉があります。
私は、「超合理的大馬鹿者」であろうと決めています。
だって、「禅定」の境地は理屈の届かない充実しきった沈黙の世界なのですから。

人生これからどうなるか分かりません。
「いまここ」に成り切って禅定に徹して生きるのみです。




  • LINEで送る

同じカテゴリー(仏教・禅思想)の記事
禅と経営①
禅と経営①(2022-10-01 11:20)

ZEN and Management
ZEN and Management(2022-09-24 15:18)

人生の目的
人生の目的(2022-09-17 21:30)

寧静致遠
寧静致遠(2022-08-19 01:27)

12月4日の記事
12月4日の記事(2021-12-04 22:28)


 
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
至福の時
    コメント(0)