自然に身をおこう

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昨年・今年と御嶽山に登山参拝して実感するのは、自然の圧倒的な力であり偉大さです。

滝に打たれたり、ご来迎を仰ぎはるかに続く山稜の美しさに感動したり、今回のように激しい風雨にさらされたりと、
自然との出会いも一期一会の常に新たなものですが、どのような自然でも、そのただ中に身をおくことで英気が養われ、自分の命のリズムを取り戻すことができます。


現代社会は情報過多の騒音の時代です。
うかうかすると、どうでもよい情報に心を奪われ振り回されてしまいます。

人生を真に創造的に大道に随順して生きていくには、
ひとり静かに自分と向きあい自分の命に落ちつき、自分にとって一番大切な今の課題は何かということに気づくことが大切です。

人生にはマニュアルも決まり切った正解もありません。
自分の心の源に沈潜して自己決断するのみです。


社会のただ中で人ばかり相手にしていると、人が誤り自分が誤りと悪循環に陥って疲れ切ってしまうことがあります。

自然はつねに「在るがまま」で正直です。
その自然に身をおき素の自分に帰ることで「いまここの課題」が、天命が明らかになります。

現代社会の近視眼的な物差し(物金、評判、成果等)から時には自分を解放し、大自然に身をおきましょう。


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この記事へのコメント
お言葉が心に染渡りました。

この度、わが子の為と信じて大多数の人が非常識と思う決断をし、実行し、その結果打ちひしがれておりました。
まさに疲れ切った状態です。
私にとって今一番大切な課題は、その課題自体から目を背けないことかもしれません。
上手く言えませんが、全ては私なんだなぁ・・・と思いました。
ありがとうございます。
Posted by 母のような者 at 2013年08月08日 23:08
こっさんの、感動的な文章に、目が覚める思いです。
情報を使えず、情報に使われてしまい、混乱する私達人類…
事実を見失い、思考・思いの世界に翻弄されてる私達人類…
自然と向き合い、自分と対峙する、自分の本当の在り方、存在の在りかに向き合うこと!
また大切なことを思い出させて下さいました。
ありがとうございます。
ちなみに…
昨日は、アメリカ禅会から覚醒大悟した、アジャシャンティの新しい翻訳本の発売日でした。
以下は、以前、こっさんも掲載されていた雑誌スターピープルの、ナチュラルスピリット書籍営業部からのメッセージです。
ご参考にしていただけたら幸いです。

『大いなる恩寵に包まれて』
―苦悩の終わりについての洞察
アジャシャンティ 著
坪田 明美  訳
定価2000円

<内容紹介>
「アメリカで大人気の覚者、アジャシャンティの語る恩寵とは?
恩寵を通じて、私たちはますます新しい次元、新しい知覚の仕方へと入り込んでいきます。」

こっさんも今年会って下さった気功師・中健次郎先生も、昨年アメリカで会って来たアジャシャンティ。
アジャの、長年の禅の体験も素晴らしいようです。
ご関心おありの方は、よかったらご一読下さい。合掌感謝
Posted by 菅沼龍朗 at 2013年08月09日 07:06
追伸…
9月13日金曜日・可睡斎での、阿雲の呼吸ライヴトーク(予定)がまた楽しみですね!
向ご老師のご参加、希望・期待しております。
合掌
Posted by 菅沼龍朗 at 2013年08月09日 18:04
自然(しぜん)を仏教では、「じねん」と読みます。
親鸞聖人は次のようにおっしゃっています。

自然(じねん)というは、
自(じ)はおのずからという。
行者のはからいにあらず、
しからしむということばなり。
然(ねん)というはしからしむということば、
行者のはからいにあらず、
如来のちかいにてあるがゆえに。

大自然に身をおくと、
大いなるいのちに
生かされて生きている
という感じが強まります。
まさに、「大いなる恩寵に包まれて」
ですね。
南無阿弥陀仏
Posted by コウクウ at 2013年08月09日 20:24
捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
そうか、捨てたかったんだ!と、今、納得。
Posted by jinjippojinjippo at 2013年08月09日 23:18
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