2014年06月24日00:49
師匠の方広寺派管長・大井際断老師は、今年で百寿を迎えられました。今もお元気に管長としての法務と老師として若い修行僧の指導をされているのは驚くべきことです。おそらく、仏教界で最長老の現役の管長さまでしょう。弟子としてこれほど喜ばしいことはありません。
もう四十五年間も大井老師の謦咳(けいがい)に接してきました。
健康で長生きのお手本が身近におられるのですから、その秘訣を老師の日常生活から学び皆さんにご紹介してみましょう。
①、六十歳から七十五歳まで昼食後に妙心寺から北野天満宮まで往復約一時間散歩をされ、奥山の方広寺に移られてからも郵便局まで散歩されていました。十年程前から膝が弱って散歩は止められましたが、日常アップダウンのある方広寺の建物を移動することが筋力維持になっています。
②雲水(修行僧)とともに早寝早起きで、粗食で暴飲暴食することがありません。
③知的探求心を持ち続けておられ、今でも新しい仏教の本を講座で紹介されたりします。
④毎日、若い雲水を参禅問答で一対一の個人指導をされていて、対話による脳の活性化ができています。
⑤世間の噂話や批判、否定的なことは一切言われず。「ありがとう」の感謝の言葉とともに、雑念なく「いまここ」を生きておられます。
⑥食べものでも何でも大事にされます。
⑦仏法を護持し広めるという高邁な志一筋に生きておられます。
考えてみると、自らが禅僧として立派なお手本となる生きかたを貫かれていても、師匠から「ああすべし、こうすべし」の説教めいたことを言われたことはほとんどありません。一人ひとりの自由意志を尊重する達観、境涯の深さがうかがえます。
「五十、六十鼻垂れ小僧」が禅僧の世界、「ああすべし、こうすべし」と師匠から言われなくとも、自分で自分を叱咤激励して一歩でも師匠の境地に近づきたいと思うこの頃です.
『 祥 光 ー師匠に学ぶ』≫
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師匠の方広寺派管長・大井際断老師は、今年で百寿を迎えられました。今もお元気に管長としての法務と老師として若い修行僧の指導をされているのは驚くべきことです。おそらく、仏教界で最長老の現役の管長さまでしょう。弟子としてこれほど喜ばしいことはありません。
もう四十五年間も大井老師の謦咳(けいがい)に接してきました。
健康で長生きのお手本が身近におられるのですから、その秘訣を老師の日常生活から学び皆さんにご紹介してみましょう。
①、六十歳から七十五歳まで昼食後に妙心寺から北野天満宮まで往復約一時間散歩をされ、奥山の方広寺に移られてからも郵便局まで散歩されていました。十年程前から膝が弱って散歩は止められましたが、日常アップダウンのある方広寺の建物を移動することが筋力維持になっています。
②雲水(修行僧)とともに早寝早起きで、粗食で暴飲暴食することがありません。
③知的探求心を持ち続けておられ、今でも新しい仏教の本を講座で紹介されたりします。
④毎日、若い雲水を参禅問答で一対一の個人指導をされていて、対話による脳の活性化ができています。
⑤世間の噂話や批判、否定的なことは一切言われず。「ありがとう」の感謝の言葉とともに、雑念なく「いまここ」を生きておられます。
⑥食べものでも何でも大事にされます。
⑦仏法を護持し広めるという高邁な志一筋に生きておられます。
考えてみると、自らが禅僧として立派なお手本となる生きかたを貫かれていても、師匠から「ああすべし、こうすべし」の説教めいたことを言われたことはほとんどありません。一人ひとりの自由意志を尊重する達観、境涯の深さがうかがえます。
「五十、六十鼻垂れ小僧」が禅僧の世界、「ああすべし、こうすべし」と師匠から言われなくとも、自分で自分を叱咤激励して一歩でも師匠の境地に近づきたいと思うこの頃です.
この記事へのコメント
初めてコメントさせてもらいます(*^^*)
最近は毎日、「みんながブッダ」を楽しく拝読させてもらっています。
先日の阿部さんとのコラボ講演にも参加させてもらいました。
本当に楽しかったです♪
二人の掛け合いが絶妙過ぎて(笑)
僕にしてみたら、向和尚の雰囲気も相当スゴイものでしたよ!
瞑想後の姿を見て、まさに「ただ在る」という感じでした。感服です。
そんな向和尚の師匠ですから、本当に凄い方なんでしょうね(^-^;
今日の記事を見て改めて思いました。
食べ、身体を動かし、頭も動かし等々
人間が自然に行うことを、自然と行うことが健康の秘訣なんですね。
そしてやっぱり「いまここ」を、ただあるがままに淡々と生きること。
学ばせてもらいました。
これからも楽しみに、ブログを拝見させてもらいます(^^)/
最近は毎日、「みんながブッダ」を楽しく拝読させてもらっています。
先日の阿部さんとのコラボ講演にも参加させてもらいました。
本当に楽しかったです♪
二人の掛け合いが絶妙過ぎて(笑)
僕にしてみたら、向和尚の雰囲気も相当スゴイものでしたよ!
瞑想後の姿を見て、まさに「ただ在る」という感じでした。感服です。
そんな向和尚の師匠ですから、本当に凄い方なんでしょうね(^-^;
今日の記事を見て改めて思いました。
食べ、身体を動かし、頭も動かし等々
人間が自然に行うことを、自然と行うことが健康の秘訣なんですね。
そしてやっぱり「いまここ」を、ただあるがままに淡々と生きること。
学ばせてもらいました。
これからも楽しみに、ブログを拝見させてもらいます(^^)/
Posted by ポン太の助 at 2014年06月24日 15:08
わずか10年ほどで棒を折ったわたしですが、今もご老師がお元気なのはうれしい限りです。
Posted by akaru at 2014年07月25日 15:54
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