豊かな霊性の国

カテゴリー























今日は祥光寺の稲荷祭でした。

祈願旗を立て太鼓をたたいて威勢よく読経し、
祈祷回向しました。

なぜ、お稲荷さんが祥光寺の鎮守の神様なのか?
よく分かりません。


お寺に鎮守の神様があり、
田舎の民家には、仏壇の横に天照大神などの神様がお祀りしてあります。

神道と仏道、
教の内容やお祀りの作法の違う二つの信仰が、
仲良く同居している…、
日本は不思議な国です。

キリスト教やイスラム教の一神教の国では、およそ考えられないことです。


  「何事のおはしますかはしらねども
            かたじかたじけなさに 涙こぼるる」


西行法師が伊勢神宮にお参りした時の感動を詠った有名な歌です。


言葉による思考や理屈ではとらえきれない、分からない不可思議(思議することが不可)な世界が霊性です。

ですから、その不可思議なものに対して、
手を合わせて合掌しても、柏手を打っても、ナムアミダブツと唱えても、アーメンと唱えてもよいのです。

本来、形も言葉も越えた世界なのですから。


誕生の時は神社に、結婚式は教会で、お葬式はお寺でと、

日本は実に柔軟で豊かな霊性の国です。


  • LINEで送る


 
この記事へのコメント
Dearこっさん、

素敵~♪
何て素敵なのでしょう♪

今、私のBGMは
レノンの(イマジン)です。
o(^-^)o
Posted by *おねむ* at 2012年12月10日 03:49
こんにちは。
以前、知人の家族が亡くなられた時、
お寺を会場に、神道の宮司さんが葬儀をされていたので、
驚くと同時に、日本っていいなと思いました^^
Posted by ショコラ at 2012年12月10日 13:12
全く同感です。
日本の柔軟さの中で育ってよかったな、と思います。
言葉変えれば、節操なし、という見方もありますが、それがどうよ、日本はその柔軟さのおかげで平和よ、と思います。

先日、神道に関する本を読んだときに、「なんて寛容な宗教なんだ!」と笑いながら感動しました。
日本人のルーツですね。

私の住むドイツは比較的オープンな国だと思いますが、例えばお隣スイスはイスラム寺院の建設を禁止したり、他にも見えない壁をそこここで「見」ます。

子供じゃないけど、「禁止」すれば「反発」が大きくなるんですよね。
柔軟になれば(受け入れれば)いいのにな。
Posted by 雅蔵 at 2012年12月10日 16:06
日本人はもともと、多様性を受け入れる豊かな感性を持っていたのでしょうね。
なのに、なぜ現代は一様な生き方を強いられ、生きづらい世の中になっているのでしょうか。

わかりませぬな
Posted by うひょひょさん at 2012年12月10日 22:40
いいですねぇ~

こっさんの「読経」是非、生で聞いてみたいです

1番聞きたいのは延命十句観音経です




最近、すこし自分の世界が広がりまして、いろんな人に

会う機会と、自分の思っていることを話す機会が増えてきました



やっぱり人との理想的な関係作りはまず相手の世界を

認める、といういうのが1番大事な事なんだなぁと

思えてきました



他人ってありがたいですね、神様が僕に与えてくれた

1番大事な存在なんだなぁということが

つくづく感じられます


(。・ ω<)ゞ
Posted by 洲鎌直喜 at 2012年12月12日 20:01
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
豊かな霊性の国
    コメント(5)