いまここを生きる⑥ーよく歩こう

カテゴリー │仏教・禅思想



坐禅とは、

全身心をもって決意して無(空)の器に成り切ることです。

そのために大切なことは、そのような空っぽの器となりきるように、先ず身を調えることです。


腰骨を立て、体幹を天と地を貫く中空の竹のようにして上半身をリラックスさせると、自ずと肚に気が充実し思考はなくなります。

ただ「あるがままにある」ところの身心脱落の自己に帰ります。


体幹が安定するには、よく歩き、足腰で踏ん張るような肉体の運動が大切なようです。

昔の日本人は普通に1日40キロ歩いて旅をしたといいます。

今日のような自動車社会になって、歩くことが少なく足腰が弱くなっている人が多いようです。

この頃、一時間は歩くようにしています。

自坊の老間から浜松駅まで6~7キロ、歩いて約一時間です。


歩くようになって、坐禅でも体幹がより安定し禅定に入りやすくなったように感じています。


今年で65歳、高齢者の仲間入りをして、
思考によるアプローチより、身体からのアプローチを大切にしています。


明日は、御嶽山に登ってきます。


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この記事へのコメント
いつも拝見しています。

>高齢者の仲間入りをして、
> 思考によるアプローチより、
>身体からのアプローチを大切にしています。

仰せのこと、本当にそうだと思います。

また思考も体からの影響が大きいと感じるように
なりました。
Posted by はぐれ at 2012年07月29日 10:40
座禅のポイントをありがとうございます。
身心脱落とは、そういう意味でしたか。
やはり一瞬のものではないんですね。
Posted by Pika at 2012年07月30日 00:59
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