ボランティア活動を終えて

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昨日の晩、岩手県一関、宮城県気仙沼辺での鰻丼の炊き出しのボランティアから無事帰ってきました。


キャッチフレーズは、「土用の丑に浜松名物・鰻丼を食べて元気になってください」です。



実は行く前、熱中症にならないかとか、打ち上げられたままの魚や泥の異臭はどうなっただろうかなど、少し心配をしていましたが、現地はゴミや泥もかたづけられ異臭も全くなく、しかも台風のおかげで涼しいぐらいでとてもラッキーでした。


移動は、浜松から車3台に分乗して約12時間、若い和尚が交代で運転し、宿泊は、岩手県一関市に無償で借りている空いた民家にザコ寝です。

現地では、避難所になっている学校の台所を借りたりテントをはったりして、和尚仲間を中心に十数名で2日間、昼・夜と四回で千食分の鰻丼を提供しました。


ご飯を炊いて弁当につめる人、ゆでた鰻をビニール袋から取り出し三等分に切る人、タレをかける人、漬け物をのせる人、フタをして箸をつける人、避難所に配る人と流れ作業で、私はタレかけ担当でした(^0^)


阿部さんがブログで

「人を喜ばすために自分に何ができるのかという観点に立ちかえると、心が晴れやかになって不安も無くなっていく。
…自分への意識が減った分だけ、人はパワフルになっていくような気がする」と言っていますが、ボランティア活動の醍醐味は当にそこにあります。

私にとって、坐禅をしマントラを唱えるのは、日常のすべての活動を同じ意識でやれるようにすることです。

自分への意識、こだわりをなくして、人を喜ばすために自分に何ができるかというところに焦点をあわせるのです。

ボランティアの語源は、自由意志を意味するラテン語「voluntas(ウォランタス)」であると言われています。

「行こうと思えば行き、坐ろうと思えば坐る」臨済禅師の説く、腹の底からの自由意志と利他の精神こそ、ハッピーな人生のキーワードでしょう。


昨日の晩に帰ってきて、今は心地よい疲労感と充実感、そして不思議にパワフルな自分を感じています。

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この記事へのコメント
おつかれさまでした。
向和尚の記事を読んで、改めてボランティアをすることについて見つめる事ができました。
ありがとうございます。
Posted by てつ at 2011年07月23日 18:38
おかえりなさいませ。お元気そうで何よりです。
「腹の底からの自由意志と利他の精神」、私も頑張ります。
でも今日は情緒不安定。。。悲しいことが起きた訳でもないのに、なぜか涙がたくさんでてきて悲しい。。。「自分への意識」で固まってしまっているからなのでしょうか。
Posted by beni at 2011年07月23日 19:16
こっさま、おかえりなさい。

お疲れ様でございました。
ゆっくり体を休められ、ご指導お願い申し上げます~。
Posted by ブルーエンジェル at 2011年07月23日 21:07
おかえりなさい^^
お疲れ様でした。

私も延命十句観音経憶えました♪
ほんとに唱えると喉からお腹にかけてスッキリしますね♪
気持ちも落ち着き、思考も少なくなるようです。

阿部さんから伝授された瞑想と向和尚から教えて頂いたマントラ、
もう私の生活の一部になってます。

利他の精神はまだまだで、言葉で伝えることって難しいなって思ってます。
でも私が幸せに思うことが人への幸せにつながれば、素敵だなぁって思います。

今日は親類のお葬式でしたが、曹洞宗の高齢の僧侶がいらして下さいました。
少しお話をして頂きましたが、とてもほっこりした方で、心が和みました。
やっぱり私たち日本人って仏法に縁がありますよね。
Posted by 由未 at 2011年07月23日 23:13
たいへんお疲れ様でした。

ごゆっくり休まれてください。
Posted by 清左衛門 at 2011年07月24日 01:25
お疲れ様です。

いろんな方々の協力で成し遂げられたのですね。

決して個人がやっていることではないと感じました。

そして、ふれあってまたそれが・・・。

与えているようで与えられ。素晴らしいですね。
Posted by ぷ~すけ at 2011年07月24日 10:51
鰻丼のボランティアですか。
また 現地にも 他の被災地にも 新たな それぞれの想いが噴出してくるのでしょうね。

ボランティアで関わった現地の人が 自らのパワーを出して また その周りの人たちが と 連鎖していける関わりになればいいですね・・・



その場限りになりませんように。
Posted by ちゃむ(仙台) at 2011年07月24日 12:44
お疲れ様でした

ブログ読ませていただきます
Posted by 直弘 at 2011年07月24日 15:21
お帰りなさい。
お疲れ様でした。

何のためにするのか・・・。
今日のブログを読んで、いままで無意識にしてきたことをもう一度考え直してみようと思いました。

瞑想も、お経を唱えるのも、ただ形を追っていたようです。

「日常のすべての活動を同じ意識でやれるようにすることです。自分への意識、こだわりをなくして、人を喜ばすために自分に何ができるかというところに焦点をあわせるのです。」
この境地、参考にさせていただきます。
Posted by Kimi at 2011年07月24日 16:27
お疲れさまでした。
二重送信になっていればお許しください。

自分のままでいて

自分ができる範囲で

自分が楽しみながら

人のために成ることを

出来ることからやる

これがボランティアだと思います。


これが愛だとおもいます。
Posted by すみ at 2011年07月24日 18:48
遅ればせながら、お疲れさまでした。
心をこめて作った鰻丼、さぞおいしかったことでしょう。

私も、自分への意識、こだわりを少しでも手放せるように、日々「延命十句観音経」唱えてます。(動画のお陰です!)
まずは自分ができることから。
Posted by eagle at 2011年07月29日 12:58
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    コメント(11)