「南無阿弥陀仏」の勧めー寺報「祥光」より

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「南無阿弥陀仏」の勧めー寺報「祥光」より

皆様お元気ですか。
コロナ禍の最中にあって、お互い無事に生きているだけでも、有り難いと思うこの頃です。コロナでなくても、癌や心疾患、交通事故、地震等の天災で、人間はいつ死ぬか分かりません。
ですから禅の教えは、そのような無常を覚悟して、今日一日、今ここのリアルな命を、腹をすえて心をこめ精一杯生きよというのです。

  「あすありと 思ふ心のあだ桜
      夜半に嵐の吹かぬものかは」
(親鸞聖人)です。

そして「いつお迎えが来てもよろしい」という大安心が、信仰の極致と言えます。
そのためには、坐禅三昧や念仏三昧になって、あれこれの思いから解放され、無心なほっこりと落ちついた境地に至ることです。
 明日ありと思う心、あれやこれやと思う心にとらわれていると、目前の確かな真実の命を見失ってしまいます。あれこれの思いから解放されると、お互いが共に生かされ生きているという事実と、その命を互いに尊び慈しむ心からの交流が、何よりも大切なことだと実感できます。
 
 ハーバード大学が行った「幸せな人生を送る秘訣」についての、700人を75年間追跡調査した研究からわかったことは、「良い人間関係が私たちの幸福と健康を高めてくれる」という事実です。そして「良い人間関係」は、利害得失ではなく、相手の命を自分の命のように思える「愛」から育まれます。
私は、坐禅のあとや寝る前に「南無阿弥陀仏」と唱えています。南無は「帰依し献身する」、阿弥陀仏は「無量の光と命」ですから、限りない命に感謝の心で帰依し献身しますと誓っているわけです。「ナムアミダブツ」と唱えながら大安心の境地と愛の心を養い深めているわけです。
 坐禅が難しい人でも「南無阿弥陀仏」は誰でもできるので、超お勧めです。


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