春風駘蕩

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春風駘蕩



今朝は、まことにのほほんとしたレイジーな気分です。

気分転換に庭に出てみると、本堂前の大島桜が満開をすぎ、春風にはらはらと散っています。

本堂裏では、そろそろタラの芽が出てきました。


書斎にもどってしばし坐禅…

「そうだ墨跡を書こう!」と思い立ち、

心のなかに桜を舞い散らせ

「春風」と書きました。


言志四録の中の一節に
「人に接するに春風駘蕩のごとく。秋霜烈日をもって自らを慎む」とありますが、

3月生まれの私は、自らに秋霜烈日のように厳しくや慎独はどうも苦手です。

人は誰でも自分に甘いのでしょう…、でもそれは自然なことです。

是非を思いながら、自分に厳しく慎ましくあることは、ストイックであっても自分を意識しとらわれるので、心は柔軟ではありません。

道元禅師は言います
「仏道(真実の道)をならふといふは、自己をならふなり。自己をならふというは、自己をわするるなり」と。

ですから、良い悪いの思いを離れ、リアルな今ここの場に身も心も投げだしましょう。

一瞬一瞬を「ナーム」の帰依・献身の心で生きていけば、やがては、春風駘蕩の慈愛の場に遊ぶあなたが居るでしょう。



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この記事へのコメント
いい字になってこられましたね。
Posted by imamura at 2018年04月02日 21:36
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