天に仕える志

カテゴリー │仏教・禅思想

「唯識」について書こうとしましたが、考えがまとまりません。

ペンを置いてイスに寄りかかっていると、
窓から心地良い涼風が吹き抜け、虫の声も聞こえてきます。

思考をストップして、
あるがままの自然に身をゆだね、あるがままの自分に帰り、
「いまここ」に生かされてある命の浄福を感じ味う…、
そうすると、自ずと天地いっぱいの浩然の気に満たされます。


第6識の意識による思考がストップし、第7識のマナ識の自我のとらわれが無くなれば、
第9識の真如(空)に帰り、五識の感性が全開して、太陽、水のせせらぎ、小鳥の啼く声、花の香り、列車の走る音等々…、
天地いっぱいの命の躍動のただ中にある自分を体感できます。
その地平が、あるがままのタオであり、弥栄えの大道です。

あるがままにある秘訣は「自己を忘るるなり」(道元)です。
坐禅・瞑想により「自己を忘るる」静中の工夫と共に、
現前の事を全身全霊で身を捧げて成り切って行う動中の工夫が大切です。

天に仕える志、献身が自ずと「自己を忘るる」境地にさせてくれるのです。









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