桃花笑(とうかえむ)

カテゴリー │今週の禅語・名言

桃花笑(とうかえむ)




今回は季節の禅語を紹介しましょう。

桃花笑春風(とうかしゅんぷうにえむ)

桃の花が春風に揺られて微笑んでいるように咲いている。


この禅語は、中唐・崔護(さいご)の詩の一節です。

もとの詩は以下の通りです。

題都城南荘(都城の南荘に題す)

去年今日此門中 人面桃花相映紅 
人面不知何處去 桃花依舊笑春風

去年の今日此の門の中 人面桃花あい映じて紅なり 
人面はいずこにか去るを知らざるも 
桃花は旧に依りて春風に笑む

去年の今日、この門の中で、
あの人の顔と桃の花が、共に紅く映えていた。
あの人が何処に行ってしまったのかわからないが、
桃の花は以前のように、春風の中咲きほころんでいる。


咲く花を見て想う女性がいるなんて青春ですね(*^o^*)




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この記事へのコメント
いい字を書かれるようになられましたね。
わたしは未だに俗臭ふんぷんたるヘタな字を書いてます。
光陰矢のごとし、えらい差がついてしまいました。お恥ずかしい次第です。
Posted by akaru at 2014年03月08日 17:31
akaruさんへ

お久しぶりです。

今までは、自分で書いたのではなく管長の色紙ををさしあげていました。


ぼちぼち、下手なりに自分で書いたものをという気持ちになってきて、

実地の練習ということでブログにアップしました。


文章でも書でも、ありのままの自分を公にすることが良い訓練になります。
Posted by こっさん(kossan)こっさん(kossan) at 2014年03月08日 18:38
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