柔軟な身と心

カテゴリー │仏教・禅思想

柔軟な身と心






“いまここ道場接心” in 方広寺(後編)が無事終わりました。

「みんながブッダ」で、アットホームに楽しく過ごせました。

「身心学道」というテーマで、
(前編)は禅堂の作法や坐禅の仕方を、
(後編)は腹式呼吸、発声法を学び、みんなで読経しました。

禅、ヨガ・氣功、発声、武道に共通するのは、
あるがままの自然体で、何ものにもとらわれない解放された身心に帰ることです。
赤ちゃんの呼吸発声は腹式呼吸で、
心は無垢で概念の固まりがありませんし、身体も柔軟です。
その本来の身心に帰るということです。

中国の宗の時代に修行し学んで帰ってきた道元禅師は、
「かの地で何を学んで来たか?」と問いかけられて、
「柔軟心を学んできた」と答えたといいます。

ではどのようにして柔軟心を体得するのでしょう…、

「身学道というは、身にて学道するなり、赤肉団の学道なり」と、道元禅師は言います。

「赤肉団」、つまり生身の肉体でする行の実践が大切だというのです。

身も心も脱落した柔軟な肉体でする大乗の自利利他の禅定がポイントです。

ブッダとは、
そのように身も心も脱落した柔軟な身心のあるがままの人であり。
どんな概念的な位置づけ解釈も不要な「無位の真人」です。


笑うこと、楽しむことは、身心がほぐれ柔軟になります。

“いまここ道場接心”の入門編では、
アットホームな空気で、笑い楽しみながら共に修行したいと思っています。




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