中秋の名月

カテゴリー │仏教・禅思想

昨晩は中秋の名月、

本堂前で、降りそそぐ月の光に浴しながら坐禅をしました。

坐禅は自己の身心を「無の器」として宇宙にプレゼントすることです。


そうすると、虫の声、風のそよぎ、月光、煌めく星々…、

この宇宙の何もかもが自分になります。


「天地いっぱいの自己」であり、

「いまここに在る」存在の至福です。

深く深く自己の存在に徹底し落ちつくのです。


そして、真に「いまここに在る」ことで、

人生は自ずと展開していきます。

真に「いまここに在る」ことは、

愛の創造力の只中に在ることですから。

「いまここ」に、
愛の創造力の只中に、在りながら、
自分と自分の環境である自然や人々すべてを、

慈しみ愛することが人生の最高の秘訣でしょう。


なぜならば、
慈愛こそが宇宙創造の根本原理だからです。

坐禅は、その慈愛に浴し慈愛の力を養う道とも言えるでしょう。


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この記事へのコメント
向和尚さん、今晩は☆
いまここ塾のみんながブッダの講演会に参加させて頂きました。
早く行って一番前に座ったかいがありました。
亡くなった父に向けて、今関わりあるまわりの人達への感謝を込めて、延命十句観音経を唱えていきます。
向和尚さんに、阿部さんに、このご縁に、感謝。
Posted by Joy at 2013年09月23日 23:40
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