祥光寺掲示板

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 今年も早いもので、一年の締めくくりの時期になりました。
皆さまにとって、この一年はどんな年だったでしょうか、そして来年の抱負はいかがですか…。

 祥光寺は、三月二十日の彼岸会に永代供養墓・観音菩薩の開眼供養をいたしました。
また、さる十二月九日の稲荷祭では、今年から新たにたくさんの祈祷旗とご祈祷の申込みをいただき、
太鼓をたたいて読経・祈願回向してお祭りを盛り上げることができました。

ご協力いただいた総代さん、年番組の方々、お参りいただいた壇信徒の皆さまに心より御礼申しあげます。
来年も、少しずつ境内を整備し行事を盛り上げていきたいと思いますので、ご支援ご法愛のほどよろしくお願いいたします。

 また、私個人としては『みんながブッダ』(阿部敏郎、向令孝共著、ダイヤモンド社)を出版することが出来ました。
来年も、祥光寺の益々の発展とともに、素晴らしい禅の教えと坐禅・読経の行を、もっともっと広めていく決意でいます。

 辰年が去って来年は巳年ですが、ヘビは脱皮することで成長します。
進化論で有名な自然科学者チャールズ・ダーウィンは、
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」と述べています。

自己変革を果たし、今までの自分を脱皮して成長しつづける努力は、
「諸行無常」の変化を常とする世の中にあって、すべての人の命題であるようです。

その自己変革の見事なお手本が、来年九七歳になられる方広寺派管長・大井際断老師です。
メイワンの谷島屋書店に自ら足を運び、仏教学その他の学術書を買って読まれ、「今まで知らんかったねー!」と、
最新の学問的成果を紹介される大井際断老師に親しく接していると、
「悟り」の境地とは、何か特別な意識に胡座をかくのではなく、
心の源から湧き出でて、自発自展しながら脱皮・成長する生命活動そのものであり「悟リイング」の現在進行形にあるのだと了解できます。

この頃、お互いに「門ちゃん、孝ちゃん」と親しくさせていただいている比叡山の大僧正・堀澤祖門師(八三歳)の魅力も、
青年のような真摯な求道心にあると実感しています。

 大井際断老師、堀澤祖門大僧正の二人の老僧をお手本として、
互いに精進し、来年がさらなる人間的成長・発展の年となりますよう、心より祈念申しあげます。

  【お知らせ】
除夜の鐘
 日 時:12月31日(月)
       午後11時45分より
     ※ 鐘(小さな釣鐘です)をお参りの皆さんで衝いて、一年間の煩悩を洗い流します。

新年祈祷会
 日 時:1月4日(金)
      午前10時より
 内 容:読経・新年祈祷回向、法話、懇親会

坐禅会
 日 時:1月27日(日)
      午前8:00~9:30頃
 内 容:①ヨガ・ストレッチ(30分)
     ②坐禅(20分)
     ③読経(般若心経・延命十句観音経・白隠禅師坐禅和讃)
     ④法話
     ⑤茶礼



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この記事へのコメント
こっさん 今年もありがとうございました。
巳年は自分の干支です。
柔軟性を持って脱皮の年としたいと思います。
Posted by 妙 at 2012年12月28日 12:36
こっさん、はじめまして。少し前からブログを読ませてもらっています。明といいます。
『みんながブッタ』を購入し、とても感動して感謝を申し上げたかったのですが、何処で伝えていいのかが分からず、コメント欄にて失礼いたします。(不適切でしたら、すみません。その場合は削除願います。)
こっさんの読まれるCDの、白隠禅師坐禅和賛を聴いたときに、涙が溢れてとまらなくなりました。それまで無知なもので、お経は死者のために唱えているものだと認識していたので抵抗があり、あまり聴かなかったんです。ですがこっさんの、朗々とした、晴れ渡ったような声を聴いたとき、何故だか分からないのに涙がぼろぼろと溢れました。お経を聴いてあんなに涙が流れたのは初めてでした。自分の意思に反したかの様に、体全体、しゃくりあげながら、言葉や思いの暖かさに、ただただ感謝でした。そのとき何かが解放されてゆくかのように開いていました。幸せを感じたのです。
小さな頃に漠然と、「わたしはわたしに還りたい」と願っていたことがありました。誰に言っても理解されるとは思えなかったので、ずっと胸の奥に閉まっていたのですが。こっさんの読み上げる白隠禅師坐禅和賛を聞いた瞬間、言葉にならない気持ちで一杯でした。涙ばかりが溢れました。それはずっと、心の底で欲してたまらないものだったんです。
素敵な本を、お経を、ご縁を、本当に本当にありがとうございます。出会えたことが、本当に嬉しいです。年内に、お礼を申し上げたいと思っておりました。
こっさん、心から、ありがとうございます。本当にありがとうございます。
長文乱文、コメントにて、失礼しました。読んでくださり感謝です。
それでは、よいお年を。
Posted by 明 at 2012年12月28日 16:13
こっさん、
今年も一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

追伸:
明さんが書かれているように、CDとてもいいです!
私は車のCDプレーヤーに入れっぱなしでいて、一人のとき(子供がいると文句が出るので)、大音量でくり返し聞いては楽しんでいます。
Posted by 雅蔵 at 2012年12月28日 18:44
こっさん、今晩は

もう何があったのかさえ、よく覚えていませんが

どんどん、自分を自由にしてきた1年でした

甘えと捉えられても仕方たが無いほど、自分がしたいことを選択し

したくない事は、徹底的に拒否してきた1年でした。


それが、結果として良い方向へ向いたようです

行動力が増し以前なら躊躇していたことも

積極的に動けるようになりました

具体的には、もう何年も前から勉強したいと思いながら、何だかんだと

言い訳をして、逃げていた事にやっと立ち迎うことが出来ました


そのおかげで今年の最後の月、12月は凄く忙しくて、凄く中身の

濃ゆい1ヶ月になりました、今まで生きてきた中でも

もっとも充実していた時間でした。

何も思い残すことがなく、来年に希望を持って

今年の最後を、迎えられそうです。


(´∀`)
Posted by 洲鎌直喜 at 2012年12月28日 18:47
龍の年賀状を描いたのがつい先日のようです。

いかに自分を締め付けて生きてきたかを思い知った昨年の夏ごろから、
とにかくわがままにやってみようと思っってからというもの、
そのほうがかえってよかったことが多かったように思います。
もちろん、あまりに場違いな感情の発散はよくはありませんが。

そして春を過ぎたあたりから、生きることへの感謝と
喜びが顕在化し始めました。

同時に、見惑絶てど、修惑いまだ膨大なり。
若さゆえ自分の中に未解決の問題がたくさんあることを
決め付けからではなく改めて自覚したことも事実でした。

そして、本当に自分がやりたいと願えて、かつ人の為に
なるようなことは何か、直感的に見え始めた年でもありました。

来年からはもう一度、自分のために100%、人の為に100%
蛇のようにしなやかに合計200%生きてみようと思います。

製造業という物質主義の最先端に席を置きながら、
仏道は説(解)けるのか、これが現状の私の課題だと思っています。

ありがとうございました。
Posted by IV at 2012年12月28日 21:09
向さん、こんにちは!
(前回はお名前入力が間違っていました、大変失礼いたしました…)

今年の三月、コラボ講演会で阿部さんとお二人を初めて拝見し、そこから僕の世界はかなり変わりました。
世界というより、自分の在り方?周りの見方?という方が正しいでしょうか。

なかなかお目にかかれる機会がないので残念でしが、何回かコメントをさせて頂いたりそれにリアクションして頂いたりしました。ありがとうございました。
ブログからでも、心をほっこりさせられる戻れる場所にさせて頂こうと思います。

ありがとうございました!
Posted by まーさん at 2012年12月29日 12:17
こっさん、こんにちは。

そうですよね、諸行無常のこの世にあっては、変化し続けるということなんですね。

来年はさらに変化を楽しめるように、精進していきたいと思います!!

今年一年有り難うございました。来年もよろしくお願いします。
Posted by 田島 at 2012年12月29日 13:37
今年阿部さんとの東京でのコラボ講演会でいただいた延命十句観音経、普回向を暗記しました。比叡山では向さんの素晴らしい読経に唱和しました。お経っていいですね。毎朝仏壇の前で大声で唱えたり、瞑想中に頭の中でとなえつづけていることが多いです。般若心経は長くてまだ半分しか覚えていません。素晴らしい禅僧との出会いに感謝してます。来年もよろしくお願いします。
Posted by 烈舟 at 2012年12月29日 20:45
今年はお世話になりました。
来年もよろしくお願い致します!

来年は坐禅会に参加できたらいいな~と思います♪
Posted by haruu at 2012年12月29日 23:34
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