セミの声
(アブラゼミです)
お早うございます。
朝晩急に涼しくなってきました。
外のお堂の前でお経を読むと合唱してくれるセミも、
ニイニイゼミに始まり、クマゼミ、今はアブラゼミが鳴いています。
もうすぐツクツクボーシが鳴き始め、本格的な秋がきます。
セミは、幼虫で約7年間土の中にいて、羽化してから2週間ほどの寿命だそうです。
(実際は種類と環境によって、幼虫期も羽化後も期間の差はあるようです)
わずか二週間ほどの、「いまここ」の命を燃やし尽くして鳴くセミの声を聞いて、禅の哲学者・西田幾太郎の歌を思い出しました。
愛宕山 入る日の如く あかあかと 燃し尽さん 残れる命